「あなた」は海の見える岬に立っている 手には(星の匂いのする)一輪の清浄な白い花をたずさえて 見たこともない大きな太陽が朱い空と共に海に沈んでいく ひとすじの風が吹いた。 「あなた」は白い花と共に落下した 気がつくと海の底はるか遠く、碧玉のように結晶した青空が 煌々と輝いている 「あなた」と「わたし」は海の空気を胸いっぱい吸い込みながら 「野生の青空」に向かって泳いでいく